異論封じる空気は危うい

集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案をめぐり、「戦争法案だ」と国会で批判した社民党の福島議員に、自民党が発言の修正を求めています。
国会での発言が問題視され、議事録から削除・修正されるのは、国会の権威や人権を傷つけたり、国民の権利を侵害したりしたと受け取られるような例にほぼ限られてきました。

「戦争法案」発言が国会の権威や人権を傷つけたりするとも思えませんし、一議員が、この法案に対して何を感じたのか、議事録でしっかり刻んでおく事こそが議会の責務でしょう。
福島氏も発言に責任を持って質問している訳です。それを、なぜ自民党の都合で修正させなければいけないのでしょうか。
政権の意に沿わない発言は、なかったことにしようとする姿勢は到底容認できません。

安倍自民、そこまでおやりになる?!

安倍自民、そこまでおやりになる?!

(イラスト 工場長)(コラージュ 副島和芳)

安倍総裁の自民党がここまで来たか!と言わざるをえない事態が続いています。
17日には、番組内容に問題があったとしてテレビ朝日とNHKの幹部を呼んで事情聴取をしています。政府でもない一政党の自民党にそこまでの権限があるのでしょうか。
いつから、そんな大きな権限を持つようになったのでしょうか。驕り高ぶるのも、いい加減にしてほしいものです。

戦前の帝国議会は、斎藤隆夫議員が行った「反軍演説」の速記録を削除したうえで斎藤氏を衆院から除名し、翼賛議会への坂を転げ落ちました。そんな時代が、再び近づいているのかもしれません。
憲法が国会議員の院内の発言に免責特権を定めるのも、民主主義の根幹に関わるとの認識からです。
安倍自民党には、そんな意識の欠片すらありません。
関連記事

テーマ : 日本を正常な国に戻したい
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

映画 独裁者の最期を見て...

先日、仕事が一段落つき、最近CS放送で録画しておいた映画「ヒトラー 最期の12日間」を視聴しました。悲惨な場面や描写が多く、独裁者の最期がとても寂しいものであることに考えさせられることが多いものでした。映画の内容としては、ソ連軍が押し寄せるベルリンの総統官邸に築かれた地下要塞に、ヒトラー本人や、その側近たちの行動や心の葛藤を、一人の女性秘書からの視点で描いた作品です。その中で私がとても印象に残ったことは、戦闘も激しさを増す中で、ヒトラーに対して特に忠誠心のある側近のひとりが、自分の妻と幼い4人姉妹を地下要塞に呼寄せ避難させる。その後、陥落間近となり、それまではとても気丈であった妻が4人の娘たちに睡眠薬を飲ませ、眠っている幼い娘たち一人一人に、ヒトラーから受け渡された毒をもってゆく場面は、近頃、50才半ばを越えて涙腺が緩んできた自分にはとても辛く思う場面で、頭に残ってしまいました。
デモクラTV 会員登録
市民のためのネット放送局
会員登録は
こちらから

デモクラTV

インターネット会員 月額525円
DVD会員 月額2,520円
(DVD2枚組×4回)
Twitter
最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
デモクラTV facebook
デモクラTV
デモクラTV Twitter
デモクラTV
リンク
Special Links
日本国憲法(全文)
日本国憲法(全文)
RSSリンクの表示
リベラル ブログランキング


検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる