日米首脳会談 追従路線が平和を危うくする

28日、安倍首相とオバマ米大統領が会談し、日米同盟を強化する方針で一致しました。
「日米同盟はもはや、世界の平和と安定になくてはならない」(安倍首相)「私たちはグローバルなパートナーだ」(オバマ大統領)。共同記者会見で、2人は胸を張りましたが、同床異夢そのものです。
首相は、台頭する中国を警戒して、米国への追従路線を強め、米国の抑止力を期待する。オバマ氏は自らの安全保障戦略に日本を組み入れて、軍事的コスト負担の肩代わりを求める。一体感を強調して突き進む同盟は、アジアの平和と安定の基盤を崩しかねない危うさをはらんでいます。

問題なのは、首相が言う「世界の平和と安定への積極的関与」の中身です。
ベトナムからアフガニスタン、イラクに至るまで、米国は世界各地で軍事介入し、その収拾に苦慮したり、泥沼に陥ったりしています。米国の軍事介入に同調し、多大の犠牲を払った同盟国もあります。同盟関係の維持を優先するあまり、米国に追従するばかりでは、平和国家としての将来に禍根を残します。

オタガイノタメニ

オタガイノタメニ

(イラスト 工場長)(コラージュ 副島和芳)

安保法制が整備されれば、自衛隊の活動範囲に地理的制約がなくなり、海外派遣や他国軍への後方支援がしやすくなります。武器使用の基準も緩和されます。
新たなガイドラインは、自衛隊と米軍の協力を地球規模に広げ、平時から有事までの「切れ目のない」連携を打ち出しています。
これに対して、オバマ氏は「日本は非常に良いパートナーだ」と応じ、安倍首相の姿勢を評価しています。
それが実質的には、軍事協力が突出する「同盟の変質」であることに強い不安を覚えざるを得ません。

首相が同盟の強化に前のめりになればなるほど、国民との距離は開くばかりです。首相が進める安保政策が、平和国家の礎を揺るがしかねないとの懸念は深まるばかりです。
日本が後方支援を約束した「軍事同盟」は、中国や韓国との関係改善に水を差し、日本がアジアから孤立する恐れもあります。
同盟の強化で、日本は何を負担し、どんなリスクが潜んでいるのか。首相は国民に明確に説明しなければなりません。

追記
普天間飛行場移設については、安倍首相が、翁長知事から「辺野古移設には反対だ」と言われた...と、オバマ氏に報告したものの「辺野古移設を唯一の解決策とする立場は揺るぎない」と従来の方針を表明しています。沖縄の民意をきちんと伝えたとはとても思えません。沖縄県の訴えよりも同盟関係を重んじる首相に強い怒りを覚えます。
関連記事

テーマ : 日本を正常な国に戻したい
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

デモクラTV 会員登録
市民のためのネット放送局
会員登録は
こちらから

デモクラTV

インターネット会員 月額525円
DVD会員 月額2,520円
(DVD2枚組×4回)
Twitter
最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
デモクラTV facebook
デモクラTV
デモクラTV Twitter
デモクラTV
リンク
Special Links
日本国憲法(全文)
日本国憲法(全文)
RSSリンクの表示
リベラル ブログランキング


検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる