NPT会議決裂 遠のく「核なき世界」

オバマ大統領は、2009年4月にプラハで「核兵器のない世界」をめざすという歴史的演説をしました。
「米国は核兵器を使用した唯一の国家として道義的責任がある。明確に信念をもって核兵器のない世界を追求する先頭に立つ」と、イラク、アフガニスタンなどで戦争を継続中の米国大統領から出た言葉に世界は、半信半疑ながら大きな時代の変化を感じたものでした。あれから6年、過去形で語らねばならないのが残念でなりません。

22日、国連本部で開催されていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、中東非核化に関する国際会議をめぐる加盟国の対立が解消せず、最終合意案を採択できずに閉幕しました。5年に1度の会合で、約1カ月にわたる議論の成果が実を結ばない最悪の結末です。191カ国・地域が加盟しながら全会一致の合意方法をとるNPT体制のもろさを露呈し、「核なき世界」の道筋の険しさも浮き彫りとなりました。しかし、NPT体制に代わる仕組みが見当たらないのが実情です。

憲法上は原子爆弾だって問題ではない。小型ならね...

憲法上は原子爆弾だって問題ではない。小型ならね...

(イラスト 工場長)(コラージュ 副島和芳)

核保有国の現状に目を向けると、米国とロシアはウクライナ情勢で対立し核軍縮交渉は停滞しています。北朝鮮の核開発計画は不透明さを増していますし、中国は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実戦配備に動いています。世界は依然として核の危機にさらされたままです。

サイバーテロが現実的脅威となる中、サイバー攻撃が核保有国の核管理・統制システムを機能不全に陥らせ、核の誤発射や偶発使用を招かないとも限りません。
日本は唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界へ向け、国際的な取り組みをリードしていく重要な使命を負っていると思いますが、「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね」と、2002年の早稲田大学の講演で語った方が現在の日本国の首相です。
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テーマ : 日本を正常な国に戻したい
ジャンル : 政治・経済

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